ナンバー485〝近く・・・遠く・・・〟
カカシ「オレ以上にいいタイミングだよナルト・・・お前まできちゃうとは思わなかったけど・・・とにかく助かったよ」
サクラ「あ・・・ありがと・・ナルト・・・・・」
ナルト「サスケェ・・・サクラちゃんは同じ第七班のメンバーだぞ」
サスケ「元・・第七班だおれは・・・」
カカシ「今のでわかっただろ・・・ナルト、サスケはもう昔のサスケじゃなくなってる」
ナルト「サスケ・・・・」
サスケ「何だ・・・・!?」
ナルト「イタチの真実ってのをトビってやつから聞いた!ウソか本当かよくわからねぇ・・・けどどっちにしてもお前のやってることは・・・」
サクラ(イタチの真実・・・!?)
ナルト「わかるってばよ」
カカシ、サクラ、サスケ「!!」
サスケ「ナルト・・・前にも言ったハズだ・・親も兄弟もいねぇてめーにオレの何がわかるってな!他人は黙ってろ!!」
サクラ「!ナルトはどんな想いでサスケくんを・・・! どんな悪い事を耳にしてもずっと仲間だと思っていた!・・・・・それに今だって・・・・」
サスケ「さっきやっと一人だけイタチの仇討ちができた・・・ダンゾウってやつだ・・・」
カカシ(何!?・・・あのダンゾウを・・・!?)
サスケ「今までにない感覚だ、汚されたうちはが浄化されていく感覚」
サスケ「腐れきった忍び世界からうちはを決別させる感覚」
サスケ「ある意味お前たち木ノ葉が望んできたことだ!昔からうちはを否定し続けた!お前たちの望み通りお前たちの記憶からうちはを消してやる!!!」
サスケ「お前たちを木ノ葉の全てを殺すことでな!つながりを全て断ち切る事こそが浄化!それこそが本当のうちはの再興だ!」
サクラ「サスケくん・・・」
カカシ(・・・憎しみ、その積み重ねの歴史が今のサスケを作ってしまった・・・ならば・・)
ナルトが影分身の構えをする
2体だけ分身がでてくる
カカシ「これはオレの役目だ、ナルト・・・サクラ・・・お前たちはここから消えろ」
サクラ「先生!!!でも!!!!」
カカシ「ここにいれば見たくないものを見ることになる・・・今のうちにいけ!!」
ナルト「カカシ先生・・・それってば・・・・・サスケを殺すってことか・・・?」
カカシ「・・・行け!!」
ナルトの分身の一人がカカシを抑えこむ
カカシ「!?」
他の分身と螺旋丸を作りサスケにほうに走っていく
サスケ「スキを生んだな!容赦はしない!!」
千鳥を発動してナルトに向かって走っていく
カカシ「待てナルト!!!」
サクラ「ナルト!!!!」
ナルト(もしかしたらサスケ・・・お前とオレが・・・逆だったかもしれねぇ・・・)
ナルト「螺旋丸!!!」
サスケ「千鳥!!!」
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背景が真っ白でナルトとサスケが立っている
ナルト「お前も知ってんだろ・・俺が嫌われてたこと・・その理由が九尾だ・・」
「おれも昔は里のみんなを恨んでた、復讐してやろうって思ったこともある・・・・」
「一歩間違えればお前みたいに恐ろしい事にまで考えてたかもしれねぇ・・・」
「オレには誰ともつながりなんてないと思ってた、お前やイルカ先生に会うまでは」
サスケ「・・・・・・・・・」
ナルト「オレだっていつもお前が一人なのは知ってた」
「同じようなやつがいるって安心した・・・すぐに話しかけたくなった・・なんだかうれしくてよ!」
「けどそりゃ止めた・・・何でもできるお前がうらやましくて・・・オレのライバルに決めた!」
「お前は俺の目標になった」
「何にもできなかったオレがつながりを持てた、第七班で任務やってよ・・・お前みたいなりたくてずっとお前の後を追いかけてた」
サスケ「・・・・・・・・・・」
ナルト「オレはお前と会えてホントによかった」
サスケ「ナルト・・・お前が今さら何を言おうとオレは変わらねぇ!」
「オレはお前も里のやつらも一人残らず全員殺す!!」
「行き着くところお前の選択肢はオレを殺して里を守った英雄になるか!オレに殺されてただの負け犬になるかだ!」
ナルト「負け犬になんかならねーし!お前を殺した英雄なんかにもならねぇ!そのどっちでもねーよ!!」